前回紹介した新しい相棒。
今回は相棒の条件、つまり「なぜLeica Q2だったのか?」
について。

フルサイズセンサー搭載のコンデジである

一般にコンデジのイメージセンサーといえば、大きくてもAPS-C。
ゆえにこの条件で、あまたあるデジカメがほぼ落選する。
FUJIFILMなど、そもそもフルサイズ機がないメーカーもある。
SONY α7CやSIGMA fpは、コンパクトなフルサイズ機だがレンズ交換式ゆえ、コンデジの定義から外れる。
この条件を満たすのは、SONY RX1RⅡとLeica Q2 だけだった。

手振れ補正があり、防塵防滴仕様である

今後の私の撮影シーンを想像するに、このふたつは必須。
手振れは強力なものでなくても、あればOK。
この条件でRX1RⅡ(手振れ補正は動画のみ)が落選する。

まあ、Cyber-shotはRX100を持っているし。

官能的欲求を満たす

つまり、数値では表せない、ヒトの感覚に訴える部分。
例えば・・・
金属のズッシリ感、塊り感。
ボタンやダイヤル、ヘリコイドなどの操作感、クリック感、音。
など、要するにその力メラを手にすれば幸せになれること。
この条件だけならNikonのハイエンド機が世界一だと思うが、残念ながらあとのふたつが満たせなかった。

自分のスタイルに合うこと

いつも持ち歩きたい
小さなバッグに収まるコンパクトボディでレンズ交換不要。
多少重たいのは、官能的条件とトレードオフ。


クロップ(トリミング)を活用したい
Q2のレンズは28mm f1.7の単焦点だが、クロップで35mm、50mm、75mm相当のズーム効果が得られる。
私はファインダーも覗かず、背面モニターも見ずに撮って、後でトリミングして仕上げるスタイルを多用するので、クロップ耐性に優れた高画素フルサイズ機がほしかった。



寄りたい
一般論で「ライ力は寄れない」。
Q2のレンズはマクロレンズにもなり、17cmまで寄れるので、テーブルフォトも席を立たずに撮れる。
また、マクロへの変身ギミックが男心をくすぐる(笑)

35秒前後にマクロ切替ギミックがあります

ということで、ライカがほしかったというよりは、条件を満たすのがQ2だったということ。

とはいえ、う~んというところも多々ある。(とりあえず省略)
そもそも完璧な1台などないし、スペックなど追ってもキリがない。
いつか、カメラを手にできなくなる日まで。
その日まで楽しめれば、それでいいのだ。