昼休みにセントラルパーク(もちろん、NYではなく名古屋のね。)の書店へ本を探しに出かけた。
「丸善」に行くつもりだったのだが、辿り着いたのは丸善ではなく、小規模ショッピングモールなどに入っている小さな書店だった。
後刻ネットで調べると、一昨年の夏に閉店したらしい。

思い返せば一昨年の春、静岡から名古屋へ転勤したタイミングで、静岡駅前の大きな書店が撤退してしまった。
この書店でたくさん本を買って、帰りの新幹線で読んでたっけ・・・

今は新刊が発売されると通販で買って、次の週にはBOOK OFFに並ぶ時代。
そして、紙よりも電子書籍のシェアが伸び、リアルな店舗はなくても済むというわけ。

紙の本が好きな私にとって、街から本屋がなくなっていくのはとても淋しいことだ。

さて写真は、件の小さな書店で買った『円』。
今、世界中で売れまくってる『三体』を書いた劉慈欣の短編集だが、名古屋のド真ん中の書店にたった2冊だけ、ちょっとホコリがかかって置いてあった。

なんだか切ないなぁ・・・