羊の皮を被った羊

クルマに関して、これまでの人生で熱狂した試しがない。

子どもの頃はマッハ号などプラモデルはよく造った。
だが、そこにはクルマに対する憧れ~こんなクルマに乗ってみたい、速く走りたい~という願望はなく、単にモノとしてのフォルムが好きだったからだ。

独身時代、ほぼ通勤用として2台乗った。
妻帯してからは小さなファミリーカーを数台乗り継いできた。

馬力も含め大きなクルマ、ゴージャスなクルマなど、ほしいと思ったことがない。
クルマの褒め言葉で「羊の皮を被った狼」というのがある。
私にとって羊の中身はやっぱり羊、これでいい。

さて、昨年2020年はMAZDA100周年ということで、MAZDA特設サイトで往年の名車がモデルカーになって販売された。
夏の終わりごろ、私はコスモスポーツと今回の話題であるR360クーペを手に入れた。

<マツダR360クーペ>
1960年、30万円という低価格(スバル360は42.5万)で発売され、戦後初めてクーペと名乗った4人乗り軽自動車。
軽合金を多用した軽量化を図り、当時の国産車最軽量の380kgを実現。
当時は珍しかったV型2気筒4サイクルエンジンやオートマチックなど積極的な技術の導入、マイカー保有の夢をぐんと現実に近付けたことでも大きな話題を呼んだ。

仕様は1/43スケールのレジン製で、仕上がりも一般的な1/43ミニカーレベル。
実車の写真を載せておくので、見比べていただきたい。

それにしても美しく可愛らしいフォルム。
『新しいは古くなるが美しいは古くならない』とはアウディの元チーフデザイナー和田智さんの言葉だが、おっしゃるとおり。

小さくシンプルで実用的なクルマは、まさに私好み。
しかし、実車となると普通に乗れる車体の入手は極めて難しいだろう。
たとえ手に入れても、常にメカニックを同乗させないと不安で仕方ない(笑)

実は我が家のクルマ、そろそろ次を探さねばならぬ時期なのだ。
『ジンさん、モールトンに乗ってるならMINIじゃないの?』
と言われそうだが、我が家の女性軍にイマイチ評判が悪い。
最近のMINIはデカイし・・・

中身は最近の軽自動車、ボディはR360クーペってのを造ってほしい。
ヒツジの中身はヒツジでいいのだ。

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