1月もすでに半ば。
今朝は日の出前に矢田川河畔へ出かけた。
目的は主にふたつ。

ひとつめは”絵力のある”(by まきりなさん)SIGMA fpで写真を撮ること。

とんでもない失敗写真を吐き出すこともあるけど、立体感のある素晴らしい写真も撮れるのがSIGMA fp。

最近、まきりなさんが「霜が降りた植物を撮る」動画をYoutubeに上げたので、ちょいとマネしようと。(まきりなさん、本物の変態だ。)

今朝は天気が良く、放射冷却で気温が低くなって、霜も降りるだろうと、日の出前後を狙った。

今朝(1月18日)の名古屋の日の出は6時59分。
春に向け6時台に。なんだか嬉しい。
ということで、まずは日の出から。

強い陽光にカメラを向けたら、フレアやゴーストなど汎用的なレンズの欠点が出ることがあったものの、これも「味」だと思って気にしない。

太陽を撮りつつ、霜が降りた植物を・・・
と足元を見まわしてみても、あれれ、肝心の霜が降りていない。

帰宅後にお天気サイトで調べたら最低気温は1℃で比較的暖かかったようだ。気を取り直し、佇まいが面白そうな大きな植物を見つけた。

電子顕微鏡で見た病原菌のような立体感のある写真が出てきた。
よく見ると陽の光で葉がキラキラ輝き、霜が降りていることが分かった。

さて、真冬の夜明けに出かけてきたもうひとつの目的。
それは、最近入手したフォトグラファーグローブのテストだ。

カメラを持つ人にとって、冬場の手の凍えは難敵だ。
手、指先の凍え対策には手袋が必須。(というか手袋しかない)

手袋を着ければ指先の凍えは防げるが、カメラのボタンやダイヤルの細かい設定や操作が犠牲になるので、左右ともに薬指、人差し指、親指だけが露出するフォトグラファー用グローブを選択することになる。

毎シーズンのようにカメラアクセサリーメーカーから色々なアイディア商品が出ているが、正直なところ、決定的な商品が見つからなかった。

僕はこれまで、モンベルのフィッシンググローブを代用してきたが、軍手の延長のような商品で、防風・防寒性能もせいぜい晩秋くらいの気温までで、真冬の寒さでは到底役に立たなかった。

そこに現れたのが、PGYTECHのフォトグラファーズグローブP-GM-205

中国・昆山のPGYTECHは、航空機など航空宇宙産業で培ってきた技術をDJIドローンやカメラアクセサリーなどの開発に転用したワールドブランド。
PGYTECHのカメラアクセサリーはカメラバッグの購入を検討したことがあったが、グローブの存在は知らなかった。
最近、商品プロモーションの動画を数件見つけ、これは使えるかも・・・と試しに購入してみることに。

商品が届き、早速着けてみた第一印象は「わっ、温かい!」

素材からしてモンベルと全然違った。(そもそも土俵が違うけど)
本体は機能が異なった素材が何層も重なっているようで分厚く、そして丁寧な縫製がなされている。
これなら防風、防寒だけでなく、防水も期待できるだろう。

ということで、実戦投入。

まず、3本指が顔を出すフリップ部分の処理。
モンベルは切りっ放し(上記写真参照)で、4年使ってボロボロになったが、こちらは手側も指側もきちっと丁寧に縫製されている。

指を出した際のフリップはマグネットで固定する仕組み。
マグネットは指側、手側の両方に付けられており、素早く、しっかり留められて便利。
ちなみにモンベルはゴム輪に通す仕組みでカッコ悪かった。

防風、防寒対策として、リスト部分にラバー製の調整ベルト、さらに袖口に紐引き式のアジャスターの2重の備えが用意されている。

僕はグローブの落失防止と、グローブを外した際に手首からぶら下げられるように、モンベルのグローブリーシュ(ヒモ)を付けている。

今日は朝7時前から8時半ごろまで、カメラを持ったまま野外で過ごしたが、手がかじかんでカメラの操作ができなくなるような事態にはならず、快適に撮影できた。

また、手のひら側は滑らない素材で仕上げられているため、自転車乗りのグローブとしても十分活用できるのではないか、と思う。

ただし、温かな手袋の中で汗をかいた場合の速乾性に関してはテストしていないので、機会を見つけて試したいと思う。
汗冷えは最悪だからね。

以上、実戦テストは合格ということで、当面の真冬の写真撮影での手の凍えへの不安は解消された。
では、テスト会場を後にして、自宅までの帰り道で撮った写真を最後に。

最後まで読んでいただき感謝します。

ではまた次回。
Adiós!