カメラを持つ人は、ストラップもいくつかお持ちだろう。
気づけば、僕もたくさん入手してきた。
外観や材質、カメラとの接続方法など、選択肢がありすぎて、次々と買ってしまうのではないだろうか。
今回は、僕のストラップコレクション?と、それぞれのメリット、デメリットなどを書き連ね、ライカQ2と相性の良いストラップとは?を考えてみた。
ストラップコレクション、まずは国産メーカーの製品から。
Acru・卉奏(キソウ)のストラップは、ベルトでカメラと接続するので着脱が簡単。ベルトのバックルは革カバーで覆われ、カメラが傷つく心配はないが、シルエット的にもう少しスッキリするといいなぁ・・・
①「カシェ・バナーヌ」(ハンドストラップ)
②「カシェ・バルジ ”湖上の六花”」
☛肩の部分に膨らみを持たせ、先端が細るテーパード仕様。
③「カシェ・レッタ for LEICA」
☛革幅が変わらないストレート仕様。
☛本体はブライドルレザー、バックルカバーはコードバン。
☛標準仕様よりも全長を短く、ベルト穴の位置や数なども特注した。
④⑤のULYSSESは、接続パーツを使うタイプ。
革が良質で使い心地がいい。Cyber-shot用で買ったもの。
接続パーツのぶらぶら~が好きでない。
④ 「クラシコ・セルペンテ」
⑤ 「スプートニク」(リストストラップ)
次のグループはリングで接続するタイプで、すべてネック(ショルダー)ストラップ。
⑥「COTTA」
☛イタリア・オリチェ社のバケッタレザーを使用。
☛真鍮リング、一枚革、テーパード仕様。全て満点のお気に入り。残念ながら生産終了品。
⑦「WOTANCRAFT」
☛台湾の工房の一枚革ストラップ。
☛ラインナップに黒がないのが惜しい。
⑧「cam-in LCS-073」
☛お手頃価格なのに、僕の好きな「細い、薄い、黒」を満たすダークホース。COTTAが買えない今、代替として購入。
⑨「YOSEMITE(ヨセミテ)」
☛ロープストラップの最高峰。
☛もう少し短いタイプが選べれば100点なのだが・・・
⑩「Vi Vante “Sheetline Evolution”」
☛アメリカから輸入。伸縮性があり、元々長いのにカメラの重みでさらに伸びてしまう。正直、買って失敗した(笑)
なお、ネックストラップはロープタイプの⑨⑩を除き、100cm前後の長さを選んでいる。
僕にとって100cmは、ストラップを首に掛け、腕を前に出した時にヒジが伸び切らない長さであり、ストラップをピンと張ることで手振れを防ぐことができるからだ。
また、リング接続タイプはリングを全てダール加工(黒塗)された真鍮製に交換している。(「COTTA」はこれが標準仕様)
真鍮は鉄などに比べて柔軟性があるのでアイレット(リングを通すパーツ)に通しやすい。
また、黒塗りが剥げ落ち、真鍮の銅色が出てくる経年劣化が楽しめるのだ。
僕が求める良いストラップの条件(丈夫&高品質は当たり前として)は、上でも触れたように「幅が細いこと、厚みが薄いこと、黒色であること」。
普段、カメラを持って戸外に出る場合、カメラはバッグに収め、バッグを首に下げて出かける。
ストラップが付いたカメラは、バッグに収める時に嵩張るし、取り出す時には出しにくかったり、小物がひっかかって一緒に出てきたりと、何かと面倒くさい。
また、すでに首からカメラバッグをぶら下げているのに、さらにカメラもぶら下げると見た目にもカッコ悪いので、バッグをぶら下げている時はカメラには何も付いていない状態がスマート(だと思う)。
しかし、カメラだけだと落とすのが怖い・・・
仕方がないので、なるべく嵩張らず、目立たず、すぐに着脱でき、バッグに収めやすいストラップがいい。
したがって、「幅が細く、薄く、目立たぬ黒」となるのだ。
ちなみに、ファンが多いPeak Design。着脱は簡単だが、ストラップ自体が嵩張るし、アンカー リンクス(おたまじゃくし様の接続パーツ)が常にカメラからぶら下がっているのがイヤなので、使わない。
でも、色々とアイディアを打ち出す良いメーカーだし、いいシステムだとは思う。
ということで、手持ちのストラップではCOTTAがメイン、今でも買えるcam-inのLCS-073がサブという二枚看板となっていた。
では、現状で運用しているのか?
実はこの2本も、ほかのストラップも使っていない。
ならば、どうしているのか・・・
・・・1年半前のこと。
「あっ、これだー!」
Q2を買うためにYouTubeを徘徊していて発見した動画。
写真家、鈴木 心さんのYouTube番組。「作品」という写真はほとんど出てこないが、写真に対する哲学と姿勢はアマチュアでも共感できるところが多く、今でも観ている。
そんな彼が動画内で使っていたシステム。
嵩張らない、目立たない、着脱が簡単。もう、パーフェクト!
ということで、マネして用意したのがこちら↓
ABITAX(アビタックス)1625Adjustable Strap Neckタイプ LにRICOH THETA ストラップ用アタッチメント AT-1をセットしたストラップユニット。
AT-1をカメラの三脚穴にねじ込めば、ハイ、準備完了!
ストラップの長さは片手で素早く、するするっと簡単に調整できる。
カメラの底にセットするので、ストラップを首から下げると、カメラは当然下を向くが、これはこれでよし。
レンズが自分の方を向くから、ぶつけて傷つける心配がないし、(まあ、ないでしょうけど)盗撮を疑われることもない。
三脚穴のネジは、Amazonで「1/4ネジ」で検索すればたくさん商品が出てくるが、AT-1は税込1,780円とネジ1本としては少々お高め。
AT-1はストラップと接続するリング部分が回転する機構があって、カメラをスムーズに扱えるわけだが、同じ機構を持つネジが安価で手に入る。
各種アクセサリー販売の老舗HAKUBAのカメラネジハンドストラップ KST-68Sのネジ部分を流用すれば、Amazon価格834円で済む。
ほかにエツミからも同様の商品が出ているし、長さ調整はできないがネックストラップも出ているので、このシステムを考えている方は参考になさっていただきたい。
ただ、重いカメラとネジ1本で接続し、首からぶら下げるので、常にネジが緩んでいないことの確認は必要。
僕もリスクを十分承知の上でやっていることなので、やってみたい方はあくまでも自己責任で。
さて、最後に。
Q2の写真で気になっていた方、お待たせいたしました。
Q2本体のストラップ、ですね?
実はこれ、ストラップではないのです。
元はキプリスというメーカーが出していたキーホルダーで、いつぞやの僕の誕生日に妻がプレゼントしてくれたもの。
キーホルダー部分を外し、革部分を三角環に通して、ゴム管で三角環をカバーした自作品。
ストラップを外した時にカメラ本体だけだと落とす心配があるので、フィンガーストラップをあれこれ探し、代替として行きついたのがコレ。
こんな感じで1年ほど経ったが、幸いにもAT-1のネジが緩んだり、外れるトラブルもなく、快適に撮影できている。
ここにたどり着くまでに買ったストラップ群は、気分が変わればいつでも使えるし、捨てずに残しておく(予定)。
そうそう、最後にもう一つの相棒、SONY Cyber-shotの姿を。
こちらも超シンプル。シリコンのフィンガーストラップだけなのだ。
みなさんのストラップ事情、耳寄りな情報などをお寄せください。
それではまた。Adiós!
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