日本を代表する写真家、森山大道さんの写真集『Daido Silk』を入手した。

森山作品のベスト選という位置づけなのかな?
有名どころの傑作を改めて堪能できる。
それも、全編シルクスクリーン印刷というから、粒状感あふれる森山作品にはピッタリなのだ。



ところで何百とある森山さんの作品集のうち、私の愛読書は新宿+。
分厚い文庫本サイズで、よく眺めたおかげでボロボロ・・・

ピントピッタリで高精細な美しい写真が持て囃される中、「アレ・ブレ・ボケ」が持ち味と言われる森山作品。
愛用する機材はNikon COOLPIXなど、数年前のコンデジ。
代表作「三沢の犬」のように、画面の隅っこに小さく写る被写体をトリミングして主役にしてしまうことも全く厭わない。

そんな森山作品を眺めるうちに機材選びも含めて色々気づかされ、ああ、これでいいんだ・・・と思う。
でも、実際に真似てやってみても、「これでいい」が全くできない。
ただノイズが多いだけのつまらない白黒写真になってしまう。

新しい写真集も大いに楽しみながら、じっくり研究したいと思う。


<追伸>
写真家 渡部さとるさんのYouTube「2B Channel」で『Daido Silk』の紹介と、購入できるサイトの案内があります。
なお、私が購入した黒表紙のほかに白表紙もあり(内容は同様)、各限定500部です。
また、森山大道さんに関する当ブログの過去記事もご参照ください。