桜の季節がやって来る。
スマホを含めカメラを手にした日本人なら、誰もが一度は撮る花だろう。

写真集『Daido Moriyama: Ango』は、稀代の小説家・坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』に、鬼才・森山大道が撮り下ろした桜を加え、造本家・町口 覚が新たに造本、編集した(町口さん曰く)”書物”だ。

森山大道の写真集『Daido Silk』に載った桜は衝撃的だったが、この”書物”の坂口安吾の妖艶な物語との「交配」に、再び腰を抜かすほど衝撃を受けた。

こんな桜が撮れたら・・・
いやいや、一生撮れないだろう。
それでいい。

『Ango』は各種通販で買えますが、英語版もあるのでご注意を。