中学生の頃、従兄の部屋に遊びに行くと、彼女の大きなパネルが飾ってあった。
Come On Over(水の中の妖精)」のアルバムジャケットだったと思う。
歌手というよりは、キレイな女優さんを見るようなイメージだった。

彼女の音楽がどうのと議論したこともなければ、書き物にしたこともない。
レコードを買ったり、雑誌で特集記事を読んだりした記憶もない。

でも、いつも身近に彼女の歌があった。
ビートルズ一色だったはずの僕のどこかに、彼女の居場所があった。
特別ではないのに指定席がある、不思議な存在だった。

やすらかに。

『カントリー・ロード』、『そよ風の誘惑』・・・
ヒット曲がたくさんあった彼女ですが、僕はSamが好きでした。
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