ペンケースは何種類か持っている。
消しゴムや定規と一緒にガバっ!と入れるタイプ、三本差し、二本差し・・・
中でも私は一本差しが一番のお気に入りなのだ。

お気に入りのペンを1本を選び、一番似合いそうなケースを決める。
そう、毎朝、着て行く洋服やバッグを決める楽しみと同じなのだ。
今回は、最近よく使う4本を紹介しよう。

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まずは、ネットのハンドメイドマーケットで見つけたペンシース。
数種類の革と糸が色とともにオーダーできる。

私のはプエブロレザー、色は私の好きなペトロール系。
経年変化で深い緑色になっている。
太軸のパーカー・デュオフォールドBPが余裕で収まり、細軸のカヴェコ・スペシャルなら2本収まる。

次は、東大阪の職人さんが丹精込めて作った一品。
大のお気に入り、ファーバーカステル・クラシックコレクションをしっかり包み込む。

上記同様、素材はプエブロレザーでペトロール系。(どんなけ好きなんだ?)
これは、最近手に入れたものなので、今後の経年変化が楽しみ。

3本目は神戸の590&co.さんで購入した、手元にあるペンシースの中で最も細身のもの。
素材はプエブロレザーで、ロットリング600がピッタリ収まる。
購入当初は明るいブラウンだったが、持ち歩くうちに色が濃くなってきた。

最後は10年ほど前に東急ハンズで買った一品。
パッケージに「牛革」と書かれていたと思うが、経年変化はほとんど見られない。
セーラー・プロフィット21スターリングシルバーの優しい輝きが似合う。

ここでおまけ。
紹介したペンケース(シース)のうち3本に使われているプエブロレザーについて。

プエブロレザーは、イタリア・フィレンツェで1967年に創業され、植物タンニン鞣しを専門とするタンナーである、バダラッシカルロ社が生み出した素材。
イタリアンレザーの伝統的な製法であるバケッタ製法にこだわり、たっぷりとオイルを含んだ革はエイジング(経年変化)が早く、使うほどに色が深く、濃くなるとともに、艶が増すという特徴を持っている。
ペンケースをはじめ、システム手帳やウォレット、スマホカバー、バッグと、幅広く使われているので、たまには素材にこだわってモノ探しをしてみてはいかがだろう。

ということで、今回は一本差しペンケースの話題でした。

さて、今日はお気に入りのペンをどのケースに入れて出かけようか?