配信で見つけて感動シリーズ。
今回はプリンスの「One Nite Alone・・・」(2001)
ジョニ・ミッチェルの名曲「A Case Of U」のカバーなど、全編ピアノ弾き語りの珠玉の名作だが、当時はファンクラブ会員限定の音源で入手困難だった。
僕は某オークションでやっと手に入れることができ、嬉しくて「A Case Of U」のイントロ部分をメールの着信音にした(今も愛用中)くらいだった。
プリンスについては、彼の生前からその溢れんばかりの才能が等身大で評価されず残念に思ってきた。
それは、彼のファッションや露骨で猥褻な表現などから生まれる偏見が音楽をも否定することになったのだろうけど、今や多様性の時代となり、今こそ脚光を浴びるべきアーティストだと思っている。
さて。
アルバム8曲目「Pearls B4 The Swine」は直訳すれば「豚に真珠」だが、これは新約聖書から引用したと言われている。
聖なるものを犬にやるな。
新約聖書 マタイによる福音書第7章6節
また真珠を豚に投げてやるな。
恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。
さて、みなさんはこの一節をいかに解釈するだろうか?
「豚に真珠」の本当の意味を知れば、当時のプリンスの世界観が理解できるだろう。
同時に、今の時代に生きる人々に必要なことも教えてくれるかもしれない。
ちなみにこの曲がファンに届いたのは、2001年9月11日から1週間後のことである。
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