名古屋・丸の内、外堀通り沿いの桜並木。
35年前の4月、僕はこの桜並木をくぐり、新しい職場に通っていた。

当時は「モーレツ社員」世代のおっさんが上司、学生レベルのスポコンな先輩など、現代であればパワハラで訴えられそうな連中に揉まれて仕事をしていた。
毎朝、出勤の足は重く、いつも下を向いて、桜の美しさなど気づくはずもなかった。

3年前、同じ場所に新築された別施設に転勤になった。
あの頃から実に30年。
今では胸を張って桜を見上げ、愛でることができるようになった。
(写真は昨年3月に撮影)


📷 SONY Cyber-shot RX100 V