”繁盛している(つまりウマい)寿司屋は暖簾が汚れている。
なぜなら客が寿司をつまんで汚れた指先を暖簾で拭うから。”
なんて話しを子どもの頃に聞いたことがある。
”よい寿司屋を見極めるには、最初に玉子を注文せよ”レベルの戯言だと思うが、たしかに老舗のメシ屋に掛かる暖簾は風格が漂う。

刃物の街、岐阜県は関市にある鰻の老舗辻屋の暖簾は、一見汚れた感じはないが、深い藍色に白く染まった文字には長い歴史を感じさせる。
こんな暖簾を名古屋でも探しているけど、ありそうでないのだ。
(2020年撮影)

📷 FUJIFILM X-pro3