一般的に、写真の記録形式と言えばJPEG。カメラに入ってきた映像をカメラ内でコテコテ弄って、観賞用に最適化された形式。
ファイルサイズは小さく、大抵はキレイな写真に仕上がる。
一方、RAW(”なま”)という形式があり、カメラに入ってきた映像データをそのまま記録する形式で、「RAW現像」というカスタマイズを施して仕上げることが前提となっている。
情報満載であるため、ファイルサイズもデカい。
最近はスマホのカメラにもRAW形式で記録できるものが出てきた。

私は普段、JPEGだけで記録して、このブログやインスタグラムなどへ「JPEG撮って出し」という状態でアップしている。
そこで、今日は近所を散歩しがてらRAWだけで撮って、自宅のパソコンでRAW現像した写真をご覧いただきたい。

ちなみに、今回使ったカメラはこちら。

例のカメラじゃないの?と言われそう(笑)
こちらは1インチと小さいセンサーながら、お散歩カメラとしていい仕事をするのだ。ポケットに入る「小さな巨人」。

まず、RAW画像の現像前後を見比べていただきたい。(ブログ用にJPEGに変換したものをアップしてあります。)


今日は雲ひとつない秋晴れで、日差しも強かった。
こんな環境での撮影は、条件によっては陰の部分が黒く潰れてしまったり、明るい所が真っ白に飛んでしまう(白飛び)。
RAW形式の場合、日向でも日陰でもカメラに入ってきた情報をそのまま取り込んで記録するので、あとで記録された情報を持ち上げたり引っ込めたりと自在に操作(現像)することで、鑑賞に堪えうる写真が出来上がるというわけだ。(なるべく分かりやすく、平ぺったく説明しています。)

ということで、以下、RAW現像後にJPEGに変換した写真です。
場所:御用水跡外園(名古屋市北区)周辺

ここでちょっと裏技。こんなこともできちゃうのだ。

街路樹のイチョウを黄葉にしてみた。実際は半月ほどあと?
これは色の情報を操作したもの。


参考までに、私の現像ソフトはLuminar 3で、シリーズの2世代前のもの。
最新バージョンは豊富な画像加工機能が盛り込まれているが、私の場合は現像ができればいいので、旧バージョンで十分なのだ。

JPEG撮って出しは気軽でいいが、RAWも現像作業がクリエイティブで、なかなか楽しかった。
次回はQ2でやってみようかな。