今月初旬、Q2のデビュー戦を「Q2散歩」にアップしたところですが、写真の編集中、1枚の写真に”あるモノ”を発見してしまいました。
ブログにはトリミングしてアップしたので、これは全体像になります。
さて、”あるモノ”とは何か、分かりますか?
写真の一部(緑のワクの部分)を拡大してみます。
雲ひとつない秋晴れの空に、ぼ~っと黒い影。
(季節外れの幽霊⁉ しかも真昼間から?)
すでにイヤな予感が頭を過りつつ、まずはレンズの汚れを確認。
レンズはキレイ。
(そりゃそうだ、まだ実戦2回目だし。)
更にイヤ~~な予感を胸に、ほかの写真を確認。
異常なしというか、目視で確認できる写真がなかった。
(これって・・・)
(もしかすると・・・)
この時点で額にはあぶら汗。
そして。やりたくなかった最後の手段。
絞りをMAXまで絞り、壁に向かってファインダーを覗く。
(ああ、やっぱり・・・)
全身から汗・・・
そう、”あるモノ”とはゴミ。
センサーにゴミが着いていたのです。
絞りを開くとピント外はボケるので、ぼんやりと汚れのように写り込むのですが、グッと絞り込むと、こうして正体を現すのです。
どこからか、こんな声が聞こえてきそう。
『そんなのシュシュっとブロワーで吹き飛ばせばいいじゃん!』
(答え)レンズ固定式のQ2 は残念ながらセンサーに直接アクセスできないのです。
『センサークリーニング機能が付いてるでしょ?』
(答え)日本製でもあるまいし、付いてるはずないでしょう(汗)
センサーやファインダー内のゴミの付着はよくあるトラブルですが、Q2のようなコンデジの場合、センサーにアクセスするにはカメラを分解するしかなく、素人には無理なのです。
私がライカQではなくQ2を選んだのは、Q2が防塵防滴仕様でゴミの侵入回避を期待したから。
それなのに、たった2度の使用で着いてしまうとは・・・
もしかすると最初から着いていた=初期不良かも?
あのライカ、なのに?
兎にも角にも、翌日、松坂屋にあるライカストアへ。
ちなみに、Q2を買った某大型カメラ専門店は購入直後のクレーム対応期間を過ぎていたし、そもそも初めからカメラ内にあったゴミなのか、私の不注意で?侵入したのか、今となってはわからない。
以前からライカのアフターサービスの高品質ぶりを聞いていたので、ここは本家に泣きつくことにしたのです。
やっぱり、最初から本家で買っとけばよかったかな。でも、富士フィルムの資産を手放したかったから仕方ないよな。
と自分に言い聞かせながら。
「やいやい、こりゃ初期不良だぞっ!天下のライカ様も地に落ちたもんだな!」などと悪質クレーマーらしきマネはせず、かくかくしかじかと紳士的に説明し、「とにかくセンサーをキレイにしてちょうだいマセマセ」とお願い。
それから10日ほど。
保証期間内のトラブルだから無償でやってくれるだろうと勝手に考えつつ、ライカならではの超高額な修理費を請求されたらどうしよう、などと我ながら肝っ玉の小ささに呆れつつ連絡を待っていたところ、ストアから『センサークリーニングが終了して当店に戻ってまいりました。今回は保証期間内ということで保守料金などは全て無料でございます。』と、まさにマリア様のような女性の声で電話がかかってきました。
連絡が日曜日の午後だったので、月曜日の仕事帰りにストアへ直行。
約2週間ぶりのうれしい再会となりました。
分解作業でボディや光学系にキズが付かないか、ちょっと心配だったのですが、そんな心配は全く無用でした。
ただ、ショートカットのカスタマイズは初期化されていたので、帰宅後にゼロから再設定。
折しも通販で注文しておいたサムレスト(純正)と、革製レンズキャップ(社外品)が絶妙なタイミングで到着して、めでたく?再始動となったわけです。
早速、翌日のランチ散歩で大須観音辺りを撮影してきました。
写真を見る限り、付着していたゴミはなくなっているようですね。
ひとまずホッとしましたが、コンデジのゴミ侵入は宿命のようなもので、再発しない確証などはありません。
それでも、ゴミにビビッてカメラを持ち出さなくなる方が更に不幸です。
細心の注意を払いつつ、ガンガン使っていきたいと考えています。
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